当サイトで紹介する戦争映画は、
・歴史にふれた映画をみたい
・戦争映画で感動したい
・涙を流せる作品を観たい
上記のような気持ちになれる『人気でオススメ』の映画をご紹介します。
紹介する映画を見終わった後には、
ドキドキ、涙すること間違いなしです。
①興行収入が高い映画
②動画配信サイトでも人気の映画
③人気俳優や女優が出演している
それでは、
選定基準に満たした戦争邦画の人気5作品を紹介しますので、是非チェックして下さい。
1.硫黄島からの手紙

公開:2006年
制作:アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
主演:渡辺謙、二宮和也
『硫黄島からの手紙』のあらすじと見どころ
硫黄島の戦跡の調査により、地中から数百通もの手紙を発見されます。
この島で戦った兵士たち手紙に何を託そうとしていたのでしょうか。
私たちは兵士たちの心情を追体験することになります。1944年6月、栗林忠道陸軍中将が硫黄島の防衛を託されて島に到着します。
アメリカ駐在経験があり、アメリカ人と親しく過ごしアメリカの国力を知る彼にとって不本意な戦いですが、彼は敵を苦しめる作戦をもっていたました。
戦いにはロサンゼルス・オリンピック馬術の金メダリストで、栗林を慕う西竹一中佐 や、栗林に批判的な伊藤海軍大尉が参加します。
体罰を戒める栗林に、西郷一等兵のような軍隊を斜に構えてみている若い兵士は期待をかけます。
やがてアメリカ軍の上陸が始まりますが、日本軍の奮闘により激戦が続きます。
自分の所属部隊が玉砕してしまった西郷はいつしか、元憲兵でうさん臭く思っていた若い清水上等兵と行動を共にするようになります。
妻に生きて帰ることを誓った西郷にとってこれは生き残るための戦いでした。
『硫黄島からの手紙』は、こんな人におすすめします
アメリカ資本だからアメリカ映画であるとも、ほとんど日本人しか出ないから日本映画だとも言えそうなこの作品は、
硫黄島の戦いをアメリカ側から同じ監督が描いた「父親たちの星条旗」と二部作ですのでぜひそれといっしょに見てほしいです。
ジョン・ウェイン主演の「硫黄島の砂」を見た人も見てほしいですね。
それから「プライベートライアン」を見た人も、同じ上陸戦でも戦いの経過が違いますので興味深く見られると思います。
外国人の描く日本につっこみを入れたいという人もどうぞ。
実は、日本人が見てもこの映画の日本兵の描写は納得できるものだと思います。
ですが、兵士たちの日本内地での生活の描写はどうでしょうか。
二宮和也演じる西郷の元々の職業に注目です。
なお、西郷の妻を演じているのは裕木奈江ですが、彼女と二宮和也の実年齢を考えると、
もしも監督が日本人ならこの二人に夫婦を演じさせようとは考えなかったのではないかと思えます。
こんな意外な配役に外国人が作った映画ならではのよさを楽しめるでしょう。日本の負け戦の映画です。
歴史を寛容に受け入れる気持ちで見ましょう。
2.永遠のゼロ

公開:2013年
制作:日本
監督:山田貴
主演:岡田准一
『永遠のゼロ』のあらすじと見どころ
祖母の葬式の時、健太郎は自分の本当の祖父が、宮部久蔵という人物だと知り、その人物がどのような人であったか知ろうとします。
初めは、弱虫の意気地なしであったと罵られるが、それは家族のために戦争から生きて帰ることを強く願ったためと知ります。
同時に凄腕のパイロットで、他人にも無駄死をさせない人物であることを知ります。
しかし、宮部はある時、生存率0%・成功率ほぼ0%の特攻に志願します。
少なからず、自分の責任で死んでいった仲間たちに対する責任の取り方であったのかもしれません。
しかし、宮部のおかげで生き延びた者たちがいるという事実は、健太郎たちが今、存在している事実につながっていることです。
本当の強さ・やさしさとは何か、運命などではなく自分の力で未来を切り開いていくことの重要さを教えてくれる作品です。
『永遠のゼロ』は、こんな人におすすめします
この作品は、戦争を知らない世代の人にお勧めしたいです。
例えば、プラトーンやランボー(パート1のみ)などが好きな人や戦史に興味のある人に、お勧めの作品です。
戦時下の日本は、戦争をすることが常識で、戦争反対などという思想は非国民と言われていました。
その中で、自分の家族のために必死で生きようともがくことは、自分勝手で臆病者なのでしょうか。
自分が、落ち込んだ時にこの作品に込められたメッセージを考えることで、より強くまた優しくなれるように感じる作品だと思います。
最後の特攻で、敵戦艦の砲撃を躱し特攻を成功させるかもというシーンは、手に汗握り、胸が熱くなる思いでした。
そして自分の祖父が、英雄ではなかったが強く優しい人物であったことを知った健太郎は、これからの人生をより一層有意義なものにしていくでしょう。
3.火垂るの墓

公開:1998年
制作:日本
監督:高畑勲
声優:白石綾乃
『火垂るの墓』のあらすじと見どころ
「火垂るの墓」は、野坂昭如の小説であり、彼自身が実際に体験した戦争を基に書いている作品です。
戦争で親を亡くした兄妹が終戦間際の混乱下の日本を舞台に共に協力して生きていこうとする作品だが、だんだん栄養失調になっていくという悲劇をとても濃く描いている作品。
人のやさしさとひどさを受け、兄妹が必死に生きていこうとするがその道はとても厳しく、共に弱っていってしまうところを悲劇的な模写で描いています。
この作品を見ると、戦時中もしくは、終戦間際の日本に実際に存在したであろう人たちの悲しい死を意識せずにはいられません。
それと同時に戦争というのは、人間が引き起こす史上最低の行為であり、絶対に行ってはいけないことだと改めて考えさせられます。
『火垂るの墓』は、こんな人におすすめします
この作品は、時に行き過ぎているほど悲劇的になっています。
なので、楽観的な作品が好きだという人たち名はあまりお勧めしません。悲劇的な作品を見ていて、感情移入をしすぎて、つらくなってしまう人もあまりお勧めはできません。
この作品のおすすめな部分は、二人の兄妹が、様々な悲劇に見舞われますが、それにくじけることなく、立ち向かっていくところにとても心を打たれます。
作品の中で、二人は様々なやさしさやひどさにあいますが、二人で協力して、
共に生きていこうと協力していくところは、この作品の本当におすすめの部分です。
この作品は何度も言いますが、とても悲劇が強く描かれているので、見た後に悲しい気持ちになることは避けられません。
しかし、戦争の無残さを知れるという部分ではとても意味のある作品だと思います。
4.アルキメデスの大戦

公開:2019年
制作:日本
監督:山崎貴
主演:菅田将暉
『アルキメデスの大戦』のあらすじと見どころ
“昭和8年。まだ太平洋戦争の気配もなかった日本。
帝国海軍では航空戦力を主力に据えたい山本五十六少将(舘ひろし)らと、大艦巨砲主義を唱える島田繁太郎少将(橋爪功)らが対立していました。
理論や科学でなく、感情論と精神論で混乱するなか、山本五十六は奇妙な男に出会いました。
東京帝国大学で数学を学び、京都帝大の湯川秀樹に匹敵する天才と呼ばれた、櫂直(かいただし・菅田将暉)という若いその男は、尾崎財閥令嬢の鏡子(浜辺美波)の家庭教師をしていたのですが、
雇用主である財閥当主の尾崎と、その客の嶋田少将の逆鱗に触れ、鏡子との仲を勘繰られてスキャンダルに発展し、大学を追われ、渡米しようと考えていたのです。
「軍人は、嫌いだ」
しかし、山本五十六が説いた嶋田らの陰謀と、日米開戦を防ぎたいと願う気持ちに賛同し、海軍少佐として任官、思いもよらない方法で、戦艦大和の建造阻止に向けて立ち上がったのです。
まず、冒頭のシーンで度肝を抜かれます。
山崎貴監督ならではの緻密なVFXは圧巻です。
そこから始まったこの物語は、一度1933年に遡り、戦艦大和の構想から建造へと巨大なうねりのような流れに引っ張り込まれる感覚でラストシーンまで引っ張られていくのです。
歴史的事実は変わりません。
しかし、この作品を一度見て、冒頭を見返すと、全く違う感慨に襲われます。
『アルキメデスの大戦』は、こんな人におすすめします
歴史ものが好きな方、特に「男たちの大和 YAMATO」や「連合艦隊」がお好きな方には、意外性を持って受け止められる作品になるはずです。
・冒頭やラストシーン、それ以外にもふんだんに盛り込まれたVFXのクオリティは素晴らしく、どこまでが実写か、どこからがCGなのか、まったくと言うほど区別がつきません。
そのおかげで、その時代、その風景の中にトリップ出来る感覚はまるでタイムトラベルのようです。
また、その時代にあって、東京~大阪を駆け抜けて櫂らが奮闘するシーンの疾走感は圧巻です。
気持ちを切り替えたい時にお勧めします。
国とその時代を憂いて懸命に戦おうとする櫂直の姿は胸を打ちますが、また違う立場で国を思う者の想いにも気づかされ、その世界の奥深さに驚くことでしょう。
5.男たちの大和 YAMATO

公開:2005年
制作:日本
監督:佐藤純彌
主演:反町隆史 中村獅童
『男たちの大和 YAMATO』のあらすじと見どころ
太平洋戦争末期の昭和20年4月に沖縄戦に向け出撃し 沈没した戦艦大和と乗組員について描かれた映画です。
映画は戦艦大和が沈没して60年後から始まります。
自分が生き残った事に葛藤を持っている元戦艦大和の乗組員であった神尾という男性に一人の女性が訪ねてきます。
神尾はすでに初老ながらも漁師として終戦後地道に生きていました。
神尾を訪ねてきたは内田真貴子という女性です。
内田は神尾に戦艦大和の沈没地点に連れていってくれと頼みを入れます。
神尾は、内田という女性との会話で女性が大和の上官であった内田守の養女という事を知るとともに、
上官であった内田が最近この世を去り、遺骨を戦艦大和の沈没地点に散骨してほしいと聞き、
大和の沈没地点へ内田と共に漁船で向かう事になります。
少しずつ神尾は大和の乗組員であった事を思い出し、大和の最後や上官であった、森脇や内田の様子を語り始める。
この映画を見ると、かつての日本人がどのように生き、そして自身の死が後世の日本や日本人にとり、
繁栄の礎になってほしいという思いで、自らの生命を捧げていった事が理解できると思います。
『男たちの大和 YAMATO』は、こんな人におすすめします
男たちの大和は戦争映画であるため戦闘シーンがかなりあります。
戦争映画が好きな人にお勧めなのはもちろんですが、特にこれからを担う若い世代にはぜひ見てほしい作品です。
わたしは映画の中で絶望的な戦況の中、この戦争の意義を真剣に考える乗員たちの心の葛藤がとても気に行っています。
戦闘シーン以外にこの映画はかなりの時間を乗務員の人間関係や死と直面する若い世代の日本人の苦悩を描いています。
国や愛する人たちのために自己犠牲が強いられる環境に置かれた時、
かっての日本人は自分がこの世に生まれてきた意味や自分の犠牲が、どんな意味になるのか悩み苦しむシーンはかこれからを生きる日本人とくに若い世代には必見だと思います。
毎年終戦を迎えるたびに、もしも時間があればこの映画を見て戦争の意味のなさや戦争さえなければ、
自分の未来を変えなくてよかった日本人の先輩たちがいたという事を思い出すだけでも価値がある映画だと考えます。
まとめ
戦争邦画の厳選したおすすめ5作品をご紹介しました。
・硫黄島からの手紙
・永遠のゼロ
・火垂るの墓
・アルキメデスの大戦
・男たちの大和 YAMATO
上記の作品は、映画公開当時から動画配信サイトでも継続的な人気を誇る作品ばかりなので、何度観ても楽しめます。
この記事を通して、あなたの好きな映画で毎日が楽しく過ごせることができれば幸いです。






